野菜のモチーフが楽しげ♪毎日の食卓を彩る職人さんが手掛けた箸置き。
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こんにちは。きづちゃんです。
9月に入りましたが、まだまだ暑さに勢いを感じるこの頃ですね。
夏に入ってからは台所に立って火をつけて料理をするにも、暑さがさらに増し、汗をかきながら調理をするなんてことも…。
そんな私は、なるべく火を使わないように缶詰料理で家事の時短と夏の暑さを乗り切っていますが、皆さんの夏の食卓事情はいかがでしょうか?
今回は、毎日の食卓を楽しげに演出してくれる高野竹工さんの「野菜モチーフの箸置き」をご紹介いたします。
招福と厄よけの祈りを込めてつくられた、野菜の断面がモチーフの箸置き
ひとつひとつ個性あふれる野菜のモチーフは、食卓に5種類並べてついつい眺めていたくなるかわいさで一目ぼれし、今では毎日の食卓に欠かせない存在になっています。
こちらの箸置きは、高野竹工の職人さんが丁寧に手作業でつくっており、竹の風合いもそれぞれ異なるのもまた味があります。毎日気分に合わせて使い分けたり、お家でゲストを呼んで食事会をするときなどに、この箸置きが活躍してくれます。
実はこちらの野菜にはひとつひとつ、使う人や贈る人に向けて招福と厄よけの祈りが込められているんです。
種の多いピーマンは“子孫繁栄”=「子孫が末永く生まれ続けていき、子孫代々続いていくこと。」
粘りのあるオクラは“臥薪嘗胆(がしんしょうたん)”=「将来の成功のため、長い間あらゆる苦しみに堪えること。」
古来より冬を越えるために食べるカボチャは“無病息災”=「病気をせず、健康で元気であること。」
勢いよく伸びるタケノコは“立身出世”=「社会的に高い地位について名声を得ること。」
そして穴が開いて見通しのきくレンコンは“先見之明”=「将来をを見通す眼力。先を見越して、あらかじめ準備する能力や聡明さ。」
野菜のモチーフに、そんな意味が込められているので、食事をするときの話題のきっかけや、縁起物としてギフトして贈るのにもぴったりです。
良質な竹の産地として知られる京都府長岡京市の竹を使用
山に囲まれた京都は寒暖の差が激しく、肉厚で良い竹が育つといわれています。高野竹工さんは、良質な竹の産地として有名な京都府にある長岡京市に工房を構え、自社で育てた竹や古材を使用し、商品を作っています。
美しく丈夫な竹に育てるために、4年~5年かかるとも言われており、そこから水分の減る秋から晩秋にかけて伐採。そこから自然乾燥させ、油分と水分を抜き、天日にさらして艶出しなどの工程を経て、数年間寝かせて乾燥します。
こうしてじっくりと長い時間かけて美しく丈夫な材料になった竹が、職人さんの手にわたり、心を込めて製品へと仕上げれます。
海外で評価され続ける竹工芸
現在、竹の栽培面積は1970年代の約15万haをピークに、以降、年々減少気味とされています。その原因としては、安価で手に入るプラスチック製品が登場し、現代人の生活環境が変化したことによって、竹製品が使われるシーンが減ったことによります。
しかしながら、歴史的に見ると室町~桃山時代、茶道具として竹の素材が使わるようになり「竹の位」が一気に高くなったとされています。
現在、日本ではあまり知られていませんが、海外では竹工芸は一般的な日用の道具の域を超えて、その造形の美しさから「アート」として高く評価されており、欧米を中心に美術コレクターが竹工芸を収集し、米国の主要ミュージアムで多く収蔵されています。
毎日の食事は、箸やすめをしながらゆっくり過ごしませんか?
毎日仕事や家事などで、時間におわれていると、箸置きを出すのも忘れてそのままお皿にお箸をおいた状態で流れるように食事を済ませてしまうなんてことも。
でも、食事の時間は自分に元気と栄養をチャージしてくれる大切な時間。
大自然の中、じっくりと時間をかけて育った竹の風合いを楽しみにながら、箸置きでお箸を一旦ひとやすみさせて、食事の時間をゆっくりと過ごしてみませんか?
おわりに
ところで、そろそろ敬老の日ですね。
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