毎日楽しむものだからこそ。普段使いにもぴったりのティーブランド2選
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小さいころから慣れ親しみ、私たちの暮らしの中で欠かすことのできないお茶。暑い時期には冷やした麦茶を飲んだり、寒い時期にはあったかい緑茶を飲んだりするのはもちろん、お菓子と一緒に紅茶を淹れたりと、シーンによってさまざまな楽しみ方があるのもお茶の良さですよね。
そんな毎日飲むお茶だからこそ、できるだけ体にやさしくて安全なものを選びたいところ。そんな方におすすめなのが、オーガニックのお茶です。
美味しくて健康にいいだけではなく、環境にもやさしい。たくさんの魅力をもったオーガニックのお茶を暮らしに取り入れてみませんか。
オーガニックのお茶ってどんなもの?
オーガニックや有機栽培、無農薬栽培といった言葉を聞いたことはありませんか?
なんとなく良さそうなイメージがわく言葉たちですが、同じ意味をもつ言葉なのか、それとも違った意味をもつ言葉なのかは意外と知らない人も多いのではないでしょうか。
オーガニック(organic)とは、有機栽培という意味をしめす英語。なのでオーガニックと有機栽培は同じ意味の言葉なのですが、有機栽培と無農薬栽培とは若干の違いがあります。
有機栽培とは、禁止された農薬や化学肥料を使用せず、自然が本来持っている生態系に配慮し、自然のしくみに逆らわない方法での栽培のこと。言い換えれば禁止されていない農薬(一部の有機農薬など)は状況により使用してもよいため、有機栽培は農薬を使わない=無農薬、というわけではありません。
また、自身の茶畑で農薬を使わずに育てていたとしても、周りの茶畑で使われた農薬が飛んできたり、土壌に農薬が残留していたりと、農薬の影響を受ける可能性はゼロではありません。なのでオーガニックの茶葉は完全に無農薬とは言えないのですが、それでも農薬を使って育てた茶葉よりは農薬のリスクを大きく減らすことができます。
そして農薬は虫や雑草などを防ぐために使われるものなので、茶葉を農薬を使わず育てることは、土地が痩せて栄養がなくなるのを防ぎ、微生物や昆虫などの生き物の生態系をまもることにもつながります。オーガニックのお茶は体にやさしいだけではなく、環境にもやさしいサステナブルな特徴も備えているんです。
普段使いにも、特別な日にも。体にやさしいお茶ブランド2選
体にも環境にもやさしくて、自然のおいしさを味わえるオーガニックのお茶。特別な日はもちろん、ちょっとしたティータイムや日常の中でも気軽に楽しみたいですよね。
オーガニックと聞くと少し高級で普段使いには難しいかも…という方のために、お手頃な自然派ティーブランドを2つセレクト。どれも有機茶葉の豊かな風味を楽しめるおすすめのものなので、ぜひチェックしてみてください。
奈良月ヶ瀬健康茶園の有機茶葉を使用。GOOD NATURE MARKETのカカオティー
フードブランド・GOOD NATURE MARKET(グッドネイチャーマーケット)のカカオティーは、奈良県月ヶ瀬健康茶園の有機茶葉にコスタリカ産のカカオハスク(カカオ豆の皮)をブレンドしたユニークなお茶です。
有機茶葉の豊かな味わいの中にほんのりただようカカオのアロマが心地よく、カカオから想像するような苦みも少ないのですっきりと飲みやすいのがうれしいポイント。
煎茶・ほうじ茶・和紅茶と3種類のフレーバーがあり、それぞれの味わいの違いはもちろん、カカオの香りの感じ方も微妙に違うので、ぜひ飲み比べてみてください。
月の満ち欠けを取り入れた、Sonnentor(ゾネントア)のオーガニックハーブティー
Sonnentor(ゾネントア)はオーストリア国内初のオーガニック認定取得企業のティーブランド。パッケージの神秘的なイラストからもわかるとおり、月の満ち欠けをコンセプトに取り入れた珍しいお茶が特徴です。
茶葉となるハーブは単に有機栽培なだけではなく、月の動きに合わせて種まきや収穫時期を決める「バイオダイナミック農法」で栽培。人口甘味料も使っていないのでハーブの自然な香りが感じられます。
またティーバッグ内の茶葉には粉状のものではなく、リーフティーと同じ品質のものを小さくして使用しているので、ティーカップに入れっぱなしでも渋くならないのがいいところ。月の満ち欠けに合わせて、ゾネントアのオーガニックハーブティーをお楽しみください。