ひのき玉の使い方。ひのきの香りがもつ効果やお手入れ方法もご紹介
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いつものお風呂に浮かべるだけで、まるで森林浴をしているような素敵なバスタイムを楽しむことができる、ひのき玉。
香りを楽しむアイテムとしてよく知られていますが、その香りのもつ効果や、お風呂以外での使い方を知らない方も多いのではないでしょうか。
今回はそんなヒノキの持つたくさんの魅力を取り上げつつ、ひのき玉を暮らしのなかに取り入れてみたい方におすすめの使い方、お手入れ方法をご紹介します。
そもそもヒノキってどんな植物?
ひのき玉に使われている、桧(ヒノキ)という植物。名前は聞くけれど、どんな植物かは詳しく知らない人も少なくないのでは。
ヒノキは日本ではスギに次いで多く植林されている常緑針葉樹。古くは日本書紀にも登場し、神社や仏閣などの建築に重宝されてきた、日本人には馴染みが深い木です。ヒノキは伐採してから200年間は強くなり、その後1000年かけて弱くなるといわれるほど強度のある木なんだとか。
ちなみにヒノキの名前の由来は、建材に使う神宮が太陽神である天照大神(アマテラスオオカミ)の建物だということから、太陽=尊く最高のものを表す「日」、それから「日の木」だとする説も。なんだか神秘的な感じがしますよね。
ヒノキの匂いの特徴と効果は?
私たちにとってなじみ深いヒノキの香り。甘すぎず、さわやかすぎず、落ち着いたウッディ系の香りは、まるで森林浴をしているみたいですよね。懐かしくも安心感があり、爽やかでもあるので気分転換にぴったりです。
ヒノキの香りが私たちをそのような気分にさせるのは、単なる感覚的なものではなく、香りのもとになっているα-ピネンやフィトンチッドといった成分によるもの。それらの成分にリラックス効果があるといわれていて、だからこそ日々のリフレッシュにぴったりな香りなんです。
ヒノキの香り立ちは控えめですが、揮発性が低いので持続性が高く、長いあいだ香りを楽しむことができます。やさしく長時間香るので、さまざまな香りとブレンドする楽しみ方も。同じウッド系のサイプレス、オレンジなどのシトラス系、ラベンダーなどのハーブ系はヒノキとの相性もいいですよ。
ヒノキのもつ抗菌・防虫効果は?
現代になっても、ヒノキはよく建築材や食器・キッチン用品に使われていますよね。
ヒノキはα-カジノールやT-ムロロールといった成分を含んでいて、それらが抗菌作用をもっています。特にα-カジノールに関しては、虫歯の原因になるミュータンスレンサ球菌や黄色ブドウ球菌、大腸菌などへの抗菌作用が認められているんだとか。
また、α-カジノールにはダニやシロアリを防ぐ効果があることも認められているそうです。もともとは植物が外敵から自身の身体を守るために生成する香り成分ですが、とりわけダニに対して高い防虫効果を発揮するのが特徴的。なので、アレルギー体質やぜん息持ちの人からの需要も高いようです。
ひのき玉はどんな使い方ができる?
リフレッシュ効果や抗菌・防虫効果が期待できるヒノキ。それを使って作られたひのき玉にも、もちろん同じような効果が期待できます。
一般的な使い方は、湯舟に浮かべてヒノキ風呂の気分を楽しむ方法です。入浴前の10~20分前に浴槽に入れておけば、お風呂いっぱいにヒノキの香りが立ち込めた上質なリラックス空間に。
お風呂に入れなくてもヒノキの香りがやさしく立ちのぼるので、芳香剤代わりのインテリアとしてお部屋の中に飾るのもおすすめです。ヒノキの木目は美しく高級感があるだけでなく、長年大事に扱うことで艶や味を楽しむこともできますよ。
ひのき玉の正しいお手入れ方法は?
ひのき玉も木である以上、定期的に丁寧にお手入れするのがおすすめです。
お風呂に入れて使った場合はカビが出ることのないよう、しっかりと水気をきって風通しのよい日陰で乾かしてあげましょう。
またしばらく使っていると香りが弱くなってくることもありますが、使えなくなったわけではないので安心してください。サンドペーパーなどで表面を磨いてあげれば、新鮮なヒノキの香りを何度でも楽しむことができますよ。
ひのき玉はギフトにもおすすめ?選び方は?
バスタイムに一度使ったらはまってしまうくらい魅力たっぷりのひのき玉は、もちろん年齢問わず喜ばれる人気アイテムです。
木目が美しくナチュラルな見た目はどんな家のコーディネートにも馴染みやすいので、インテリア用としてもギフトにぴったり。
置き場所に困らないよう台座がついたものや、ギフトにも使えるパッケージデザインになったものもあるので、ギフトに贈る際はしっかり吟味して選ぶのがおすすめです。お手入れ用の道具がついているかどうかも選ぶ際のポイントにしてみてくださいね。
自分用・ギフト用におすすめのひのき玉は?
自分用だけではなく、ギフトにもぴったりのひのき玉ですが、京都・北山のヒノキの間伐材を使ったひのき玉「森の満月」が使いやすくておすすめです。
「森の満月」のヒノキには、都や社寺等の特別な建築用材の供給地として「杣木(そまぎ)」の名を冠する地域の、京都市内の森林から産出されたものを使用。しかも一般的なひのき玉の約5倍の大きさがあり、木の手触りや存在感のあるインテリアとしてはもちろん、湯舟に浮かべて楽しむのにも十分。
間伐材を使っているので環境や森林にもやさしく、防腐剤や防カビ剤なども一切使っていないので、ペットやお子さまがいる家庭でも安心してつかえるのがうれしいポイント。お手入れ用のサンドペーパーや、インテリア用の台座もついているので、あとからなにか買いたす必要もなくて便利ですよ。
お風呂に浮かべるだけで森林浴のようなリフレッシュ空間を楽しめるひのき玉、気になったらぜひ一度試してみてくださいね。
森の満月 ひのき玉
¥24,000(税込)
京都北山の檜の間伐材を使用した、ひとつひとつ年輪の模様や色味が異なる、世界に一つだけのひのき玉です。インテリアとしてだけでなく、お風呂に入れて檜風呂気分もお楽しみいただけます。GOOD NAURE HOTEL KYOTOのスイートルームのインテリアに使用されています。