アルカリ性と弱酸性の違いとは?洗顔料の特徴と選び方
目次
洗顔料を購入する際、アルカリ性のものか弱酸性のものかで悩んでしまいませんか。
何となく選んでいる洗顔料が肌トラブルの原因となっている可能性も。
洗顔料は季節や肌質などによって弱酸性とアルカリ性を使い分けることが大切です。
まずは弱酸性とアルカリ性の洗顔料の特徴を見ていきましょう。
弱酸性とアルカリ性の洗顔料の特徴
「弱酸性の石鹸は肌にやさしい」とテレビなどでよく耳にしますよね。
ですが弱酸性とアルカリ性の石鹸ではそれぞれに違った特徴があるため、肌質や季節に応じた選び方が大切です。
弱酸性とアルカリ性の洗顔料の特徴について
弱酸性の洗顔料はやさしく汚れを落とし、肌への刺激が少ないのが特徴です。
酸性とアルカリ性の度合いを示す数値としてpHが使われますが、中性であるpH7を基準として、7より数値が小さいと酸性、7より数値が大きいとアルカリ性に振り分けられます。
一般的に健康な肌のpH値は4.5〜6.5と、弱酸性。
肌のpH値に近い弱酸性の洗顔料は肌当たりがマイルドで刺激が少ないため、しっかり汚れを落としたい方というよりは、肌へのやさしさを重視したい方におすすめです。
一方、アルカリ性の洗顔料は洗浄力が強く、しっかり汚れを落とすのが特徴。
アルカリ性の洗顔料は油汚れを落としやすい性質を持っており、皮脂汚れやメイク汚れなどもしっかり洗い落とせます。
そのため、オイリー肌の方などはアルカリ性の洗顔料が適しています。
弱酸性は肌にやさしく、アルカリ性は肌に良くないのか
健康な肌が弱酸性ということから、肌と同じ弱酸性の洗顔料の方が肌への負担がなくて良いと考える方も多いですが、実際は「アルカリ性だから肌に良くない」ということはありません。
皮膚の表面にはアルカリ中和能と呼ばれる、皮膚にアルカリ性の物質が付着しても、中和することで健康な状態である弱酸性に戻す力があり、アルカリ性の物質が肌に付着しても簡単に肌トラブルにならないようになっています。
最も大切なのは、肌質や季節に応じて弱酸性とアルカリ性の洗顔料を使い分けることです。
弱酸性の洗顔料は酸化した皮脂やメイク汚れなどは洗い落とせますが、古い角質や毛穴に詰まった汚れまでは洗い落としづらいという特徴も。
一方、アルカリ性の洗顔料は洗浄力が高く、古い角質や毛穴に詰まった汚れなども洗い落としやすいという特徴があるため、健康な肌を保つためには弱酸性とアルカリ性のそれぞれの特徴を活かすことが大切です。
弱酸性とアルカリ性。適切な洗顔料の選び方とは
それぞれ異なる特徴を持つ弱酸性とアルカリ性の洗顔料。
ではどのように使い分けるのが適切なのでしょうか。
季節・時期を基準にした選び方
洗顔料の選び方における1つ目のポイントは「季節」です。
冬の寒い時期は、肌が乾燥してコンディションが崩れやすいですよね。
肌のコンディションが不安定になっているときは、皮膚のアルカリ中和能が衰えていることが多く、アルカリ性の洗顔料を使うと肌荒れの原因となってしまうことも。そのため、乾燥しがちな冬の時期は弱酸性の洗顔料がおすすめです。
一方、夏の暑い時期は汗や皮脂などが多く分泌され、肌がオイリーな状態になりやすいですよね。
汗や皮脂汚れはしっかり洗い落とさないと肌荒れの原因となってしまうため、夏の時期は洗浄力が高いアルカリ性の洗顔料がおすすめです。
肌質を基準にした選び方
洗顔料の選び方における2つ目のポイントは「肌質」です。
- 肌が敏感
- ニキビができやすい
- 湿疹ができやすい
上記のような肌質の方はアルカリ中和能が低下しており、皮膚が弱酸性に回復するまでの時間が長い傾向にあります。
ニキビの原因であるアクネ菌などが繁殖しやすいのはpH値6〜8あたりのため、弱酸性に戻るのに時間がかかるほど肌が荒れやすくなります。
肌荒れを起こしやすい方は弱酸性の洗顔料を使うか、もしくはアルカリ性の洗顔料を使う場合は、洗顔後すぐに保湿ケアを行って肌を早く弱酸性に戻すのがおすすめです。
健やかな肌の状態を保つために。洗顔方法を見直そう
肌質や季節に応じて洗顔料を使い分けることと同じくらい大切なのが洗顔方法です。
皮膚のアルカリ中和能によって肌は健康な状態に保たれますが、より健やかな肌を保つためには適切な洗顔を心がけたいですね。
では、どのような洗顔が肌に良いのでしょうか。
1.手を洗ってから、ぬるま湯で顔を流す
手に雑菌がついた状態で洗顔すると肌も汚れてしまいますし、洗顔料の泡立ちも悪くなってしまいます。
そのため、まずは手を洗い清潔な状態にしてから、ぬるま湯で顔を流しましょう。
2.洗顔料を泡立てて顔全体を洗う
次に、きめ細かく濃密な泡を作るように意識して、洗顔料を泡立てます。
ポイントは、泡を手のひらに乗せた状態で手を逆さにしても落ちないくらいにすること。
泡立てるのが苦手な方は泡立てネットを使用するのもおすすめです。
濃密な泡ができたら、泡を転がすようにして顔全体を洗います。
肌を守っている皮脂膜は汗と皮脂によって作られますが、汗や皮脂の分泌が多すぎると肌がベタついて、さまざまなものが付着して肌が汚れやすくなり、ニキビや吹き出物ができる原因に。
一方、冬の寒さなどで汗や皮脂の分泌が少なすぎると肌が乾燥しやすくなります。
そのため、洗顔によって肌の汚れや余分な角質を取り除きつつ、皮脂膜を適度に保つことで清潔な肌を維持することが大切です。
また、小鼻や額は皮脂が多く分泌されることから指の腹で丁寧に洗うなど、顔の部位によって洗い方を工夫することも健やかな肌を保つ上で重要です。
3.ぬるま湯で泡を流し、タオルで拭き取る
最後に、ぬるま湯でしっかりと洗い流します。
髪の生え際やフェイスラインなどは特にすすぎ残しが多くなりがちなので、意識して洗い流すようにしましょう。
特にアルカリ性の洗顔料を使用する場合は、洗顔料の成分が肌に残ってしまうと肌荒れの原因になるので、丁寧に流しきることが大切です。
顔全体をきれいに洗い流したら清潔なタオルを使って、こするのではなく肌に押し当てるようにしながら水分を拭き取ります。
その後、できるだけ早く肌を弱酸性の状態に戻すために、すぐに化粧水や乳液などで保湿しましょう。
スキンケアにこだわりを。おすすめの洗顔料・保湿ケアアイテム
肌が荒れている時は、誰しも気分が落ち込みがち。
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乾燥などで肌がゆらぎがちな方には、さらっと肌になじむ軽やかなテクスチャーのブースターオイルスムースがおすすめです。
ぜひお好みのブースターオイルをお選びください。
NEMOHAMO バランススキンローション
「NEMOHAMO」のバランススキンケアローションは無農薬で育てたアカシソや、女性の悩みに効果的なヨモギからまるごと抽出したエキスなどを配合。
潤いのある肌へと導きます。
「すべての人と自然環境に配慮し、美しい地球を守りながら、未来の世代もずっと生活し続けていける社会」に寄与するコスメとして高く評価され、サスティナブルコスメアワードにて環境省のアンバサダーでもある岸紅子選考委員長より、「岸紅子賞」を受賞しました。
低温真空抽出法を採用し、水を加えずに植物が保持している水分をまるごとしぼった「植物生体水100%」で作られた敏感肌用化粧水で、肌に浸透(※角質層まで)しやすく馴染みも良いです。
透明感のある澄んだ肌へと導いてくれるブライトニングローションと、弾むようなハリと潤いに満ちた肌へと導いてくれる年齢肌対策におすすめなエイジングケア(※年齢に応じたケア)ローションもご用意しておりますので、ぜひ自身の肌質やなりたい肌に合わせてお選びください。
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季節や肌質にあわせた洗顔で、健やかな肌へ導くスキンケアを
肌荒れの少ない健康的な肌を保つためには、アルカリ性と弱酸性の洗顔料の違いを理解して、自分の肌の状態や季節に合わせて選ぶことが重要です。
また、化粧水や美容液などによる洗顔後の保湿ケアも欠かせません。
この記事を参考に、自分にあった洗顔料や保湿ケアアイテムで健やかな肌を手に入れてくださいね。