オタネニンジンの話
NEMOHAMOのキー成分は、「オタネニンジン」という植物のエキスです。
オタネニンジン?というと聞き慣れないかも知れませんが、高麗人参や朝鮮人参というとイメージしやすいでしょうか。種類としてはほぼ同じものです。
私たちは、高麗人参や朝鮮人参ではなく、あえて和名の「オタネニンジン」と呼んでいます。
それはなぜかというと…
「御種人参(オタネニンジン)」の名は、江戸幕府の八代将軍・徳川吉宗が対馬藩に命じて朝鮮半島で種と苗を入手させ、試植と栽培・結実の後で各地の大名に種子を分け与えて栽培を奨励し、これを敬って「御種人参」とよぶようになったと伝えられています。ちなみに、これ以前の「人参」は朝鮮半島からの輸入に依存していました。
ドラマの「仁」を見たことある方はご存じかも知れませんが、江戸時代の日本では、オタネニンジンを煎じた「人参湯」を飲んで、健康を維持していたそうです。そして当時の日本は、朝鮮半島から大量のオタネニンジンを買い付けたことにより、銀不足(財政難)に。
それならば、自国でオタネニンジンを作ろう!と、時の将軍・徳川吉宗が栽培に乗り出したのが、国産オタネニンジンの始まりなのです。
オタネニンジンの歴史を紐解いていった結果、日本古来の名称にのっとって、私たちは「オタネニンジン」と呼んでいます。
それぐらい、オタネニンジンには、強いエネルギーとパワーが秘められているので、日本では古くから和漢として広く知られていました。
そして、NEMOHAMOに使われているオタネニンジンの収穫時期は、8月頃。
オタネニンジン自体には、実は、「旬」といったものはあまりなく、三年物や、六年物といった、根の栽培年数が基準になります。
それではなぜ、NEMOHAMOが夏の収穫にこだわりを持っているかというと、オタネニンジンは、夏にだけ、真っ白いキレイな花を咲かせます。この、ちょうど花が咲く時期にこそ、根も葉も茎も花もすべての、オタネニンジンの植物まるごとのちからがもっとも秘められているのではないかと、私たちは考えました。
植物の部位には意味があり、それぞれが、自然環境で生き抜いていくための役割と作用とエネルギーを持っています。
根には、大地のエネルギーを吸収して蓄えるという役割があり、葉には太陽のエネルギーを受け止める役割があり、茎には茎の役割があり、花には花の役割があり…。根、茎、葉だけでなく、「花」の持つエネルギーも引き出したい。だから、私たちのオタネニンジン収穫は、年に一度、花の咲く時期だけです。
そんなNEMOHAMOに使われているオタネニンジンの根は「三年物」。
様々な年数のオタネニンジンでエキス抽出を検証した結果、三年物が最もコスメ作りに適していたため、NEMOHAMOは三年物のオタネニンジンを使うことにも、こだわりを持っています。
根も、葉も、茎も、花も、植物まるごとを使ったコスメのちからを、あなたのお肌でぜひ、実感してください。
商品紹介
【サスティナブルコスメアワード最優秀賞 受賞】導入美容オイル。
NEMOHAMOブースターオイル(30mL)
¥6,380(税込)
ツバキやコメヌカ、オタネニンジンなど、植物の美容効果を活かす非加熱圧搾で精製したオイルが、洗顔後の肌をやわらかくし、化粧水を角質層まで浸透しやすく整え、乾燥しがちな肌を驚くほどなめらかでツヤのある肌へと導きます。